Masako Imai's Cafe

『ジェニファ 涙石の恋』感想
感想はメールまたは掲示板で随時受け付けています。公式サイトも訪ねてみてくださいね。
 やっとやっと「涙石の恋 ジェニファ」(? いつの間に題名が逆転したのでしょう〜微笑〜)のDVDを購入し昨日観せて頂きました。
 ドキドキワクワクしながら観た第ー回目。感想というより「好きです。大好きです、この作品♪」
 大好きな山田孝之さんが出ていらっしゃるこの作品。こうしてお話させて頂いている今井雅子さんの脚本。コンサートに行きその音楽世界に心惹かれている倉本裕基さんの音楽。倉本さんのサントラは何回も繰り返し聞いていました。
 初めて観る作品ですが私の中では既に冷静に1本の作品と観るよりも 身近な作品となっていたようです。だから 本当は感想を述べるより 自分の心の中に密かに大切にしまっておきたいような・・・。でも 少しだけ・・・(微笑)。
 とにかく自然の描写が美しい♪
 緑濃い信州の深い山並み。夏の空の青さ。金色に輝くとうもろこし畑。ジェニファが結んだ色とりどりの端布。キラキラ輝く川のせせらぎ。青から赤に変わっていくトマトの色。ひらりと舞う蝶々。ところどころで現れるカタツムリetc.etc.・・・。
 そして 倉本裕基さんのメロディーが自然の、そして登場人物の心象風景を見事に紡ぎ出していて・・・。全編通して流れる倉本さんの音楽によって、この作品は統一感のある仕上がりになっているのではないでしょうか?
 ジェニファが隆志の帰りを待って 祈るような気持ちで始めた端布をトウモロコシに結びつけるというこの作業。これが古い洋服などの端布だからいいんですよね。端布にはそれを着ていた人の思い出が詰まっている。人はそれを見て何かを思い出したり、懐かしがったり・・・。みんなの思いが詰まった「リボン」?だったから隆志は無事戻って来られた・・・ですよね。
 確かにジェニファは消えたかも知れない、もしかしたら「あれは夢だったのかも知れない。」でもそれでもいいんだと思います。確かにそのことによって あの村の人々は変わっていきましたから・・・。
 最後の住職夫妻に生まれた赤ちゃんがいいですね。もしかしたら男の子? そのことによって郁代も恋の選択肢が無限に広がったことでしょう。
 実は私 予告編を観て勘違いしていたことが・・・。
バスから薄いピンクのワンピース姿で降り立ったジェニファ
その手前にボーっと霞んで映っている赤(濃いピンク)のお花。
それが赤いつなぎを着たジェニファに思えて・・・。
つまりはその時 「天使は舞い降りた」みたいな・・・。そうじゃなかったのか と思ったのですが、そう思っても面白いな と思いました。 (2004/08/29)
昨日、新宿で『Jenifa』を観てきました。素晴らしい作品です。映像ももちろん良いのですが、私はとても脚本が気に入り、ここに辿り付きました。映画の脚本家という人はどういう人なのか想像つかないのですが、ここはとても暖かい雰囲気があるので、書き込みさせていただきました。『Jenifa』は中心的なストーリーはとて悲しくて切ないのだけれど、その周りを取り囲む人たちの暖かさと安らぎがとてもなんとも言われぬ良い作品に仕上がっているのだと思います。ちなみに、冒頭に「実話に基づく」のようなことが英語で書かれていたように思うのですが、パンフットを買わなかったので確認できません。 それから、「一人で乗るブランコ」の付近の二人の会話がいまいち聞き取りづらかったです。もう一度観たいところですが、もう終わってしまうし、レイトショーのみなのでちょっと難しそうです。こんなに良い作品がレイトショーのみ1ヶ月間なんてもったいなすぎます。(2004/06/25)
◆掲示板にこの感想を書き込んでくださったナルセさんは、ご自身のサイトの6月24日のdiaryにもジェニファの感想を書いていらっしゃいます。他にも映画の感想が充実していて興味深いサイトです。
友人とその娘さん(小学2年生)と3人で拝見したのですが、笑ったり、しみじみしたり、なんだか心があたたかくなるお話しでした。小2の子どもも、プロレスの場面に大笑いしたり、ふたりの恋にちょっと照れたりしながら、生まれて初めてのレイトショーを大人の気分で楽しんだようで、とても喜んでいました!

見終わって最初の感想が、すごく気持ちがrefreshされたようなそんな不思議な感覚でした。芸術作品ってすべてを説明しきらない、受けて側に解釈の余地を残すようなものであるべきだと思うのですが、今回はそういう意味でとても好きな作品だった!ちなみに私的にはぜんぜん違うけど、すべてを語らない、という意味ではガタカに似ていると思った。って製作者サイドから言わせると違う!と怒られてしまうかもしれませんが。大好きなんです、ガタカ。私の中ではあれは全てたかし君の夢の中の世界なのかなーと解釈しています。ジェニファは彼が消化しきれない様々な想い・葛藤などを自分の中で整理・ぶつけるための受け皿として彼の幻想の中で存在していて、それらの想いを彼自身がカタチとして認識・受け止められるようになったとき、消えていったのではないのかな???解釈はそれぞれだと思いますが、私はそういう風に見ていました。消えていってしまったとき、あ、彼はやっと自分の中の想いを否定するだけではなく、人として受け止めて、乗り越えていく第一歩を踏み出したのだなあ、と。このFantasyめいた世界が、住職夫妻のおもしろおかしい、リアルなエピソードと対比して描かれていて、より「夢」的な世界を浮き出たせていたと思う。

あと大好きだったのは透明感のあるcinematography。一種unrealな世界であるということを映像でも際立たせていたし、幻想的な音楽も効果的でした。単純にキレイだったし。松本行きたい。

あと役者さんも良かったです。たかし役の山田孝之君も、私は実は初めて見たのですが、表情ひとつでたかしの心の中を表現していたし、Lux Girlの子もとてもイマドキの女の子をうまく演じていて、可愛かったです。

なんか見終わった後、refreshされたのと懐かしい想いが残ったわ。昔、たかしのようにすべてを人に受け入れてもらいたいとか、やり場のない、世間一般に対する怒りのような気持ちとか、自分が誰とも分かり合えないような気持ちとか、そういう想いって味わったなあ、って。私は少年犯ではないのですが、似たような気持ちは味わったことあるなあって。Teenagerにはuniversalな想いだよね。(30代女)

友人と二人で観てきました。私たち二人とも、とっても気に入った映画でした。ストーリーにこだわらず、場面場面を細かく見させてもらいました。でもお話としても本当にロマンチックです。ラストがちょっとキュンとなってしまいますが・・・。場面一つ一つが綺麗で印象に残りました。蝶々の片方の羽を鏡で合わせる技や、何と言ってもとうもろこしの穂に「おみくじ」といってハギレ布を結ぶ場面も、まわりの景色にボーッと浮かんで幻想的でした。色々と細かいディティールが効いて、ちょっと切なく消えてしまいそうな儚いイメージを作っているように感じました。良い映画でした。言葉が足りない私では上手く感想を伝え切れませんがキレイな映画でした。(30代女)

今、思い出しても、涙がちょちょぎれます。そのくらい、五感の全てに熱いものを感じさせてもらいました。(大げさだと思わないでね。本当の気持ちです。)特に印象的だったのは、
●ジェニファーが少年Aくんとされていたたかしくんに名前を聞くところ(ジェニファーも孤児院で育って、名前は無難な名前をつけられたのね)
●最後のたかしくんがバスに乗っているシーン(あれは、どこに行っていたの?)、
たかしくん、よく頑張ったね!と言いたいです。(ちょっとだけ、アメリカ映画のBIGの主役の少年にも同じ気持ちを持ったことを思い出しました。)ファンタジーかもしれないけど、彼にとってはある意味でご褒美の体験だったと思いたいです。とってもせつなかったけど、でも、彼は、自分の中のさまざまな葛藤や過去を乗り越えて、成長できたはずですもん!そして、私も、ジェニファーのように、人を好きになりたいと思いました。はー。(ここで深いため息)彼女の真摯な愛が、彼を救って、変えたんだから。人を好きになることの大切さ、人に対する素直な気持ち。あそこまで素直にストレートに彼にぶつかっていったジェニファーがとても羨ましかったです・・・。これからも、素敵な恋愛ストーリー(新住職夫妻の関係も素敵だった!)の執筆をどうかお願いします。それにしても、ジェニファーとたかしくんを取り巻く人々(とくに新住職夫妻)の温かくて優しいこと!とっても癒されました。(30代女)

最近、映画を観て何を感じたか?と考えたときに、解決しやすい内容のものが多かったような気がします。もしくは、映画を観て「考える」ということをしないように、わかりやすい映画ばかり、知らないうち選んで観ていたのかもしれません。そう考えると、今回のジェニファーは、観終った後に??という部分がいくつか確かにあった。でもね今回は、「たかし」というキャラクターに私は惹かれてしてまったかな。というのも、「たかし」って私に似てる所があるかも!なんて、思ってたんだよね。実は・・・(暗い・・・)。日ごろ抑圧された感情を言葉や行動に表すことって、以外にエネルギーがいるし、できそうでなかなかできなかったりして、そのままイイ人になりすましたり、”まっいいか!”とそのままにしてしまっているうちに、何が本当に言いたいのかわからなくなってしまって・・・優柔不断だけど頑固!みたいな。そんな複雑さをこの映画の中でも感じました。でも、映像のきれいさとピアノの音で、そんな混沌もさら〜と流れていってしまうのが、不思議な感じがしましたねぇ。そうそう、あと、あんなお風呂でのんびりしたいですねぇ〜、温泉だったら最高♪(30代女)

うーん、不思議でした(笑)観ている間、ずっと「?」が頭を駆けめぐってました。トークショーで見たジェニファさんは、まったく普通で魅力的な感じなのに、映画の中では、かなり不思議ちゃんでしたね。逆に娘役のコは、トークショーではどうってことなかったのに、映画の中ではなかなか光ってました。(40代男)
映像と音楽の作り出す世界感がとても幻想的で素敵だったのが印象的だったな。畑の中での、ジェニファの赤毛、赤いつなぎ、ブルーのTシャツ、その他、黄、緑など、原色が浮かび上がってくるのが、とくに色としては一番印象的な場面に感じました。フランス映画の香りを感じたな。ディーバとか、ベティブルーとか。音楽と絵(色)の織り成す世界という意味では、よりディーバのニオイがしたかな。あれもメインはピアノ独奏曲だしね。音はかなり好きな感じでした。サントラ盤、個人的には欲しいくらいだし、世の中的にも、それだけでも十分聞き応えのある楽曲だと思いました。とっつきやすいメロディーラインだしね。
 ストーリーは、始めはずっとリアル(現実)だと思って観ていたのね。途中から、そうだとすると片付けられないことが出てきて、だんだんファンタジー(空想)との境界線が良く分からなくなって。。。私的には、山田くんが自分の畑の中で体験していることは、全てファンタジーなのかなぁ・・・と思うことにしました。もしかしたらジェニファという存在そのものも・・・?!それで、畑での場面は、彼が次第に気持ちがほぐれていく現れで、徐々に硬くなっていた心がほどけて、社会に復帰していくのかなぁって。
 今井色も随所で感じたよ。女の子の裁縫とか、部屋の内装とかは特に・・・!住職の裏趣味のプロレスも”ぷぷっ”という感じ。夫婦の布団をくっつけるエピソードなんかもね。ニュース字幕の”東海林のりえ”も見逃しませんでした。
 俳優は今回もやはり演技派、個性派を取り揃えていて圧巻だったね!湯江さん久しぶりに見てしまった。でも、なんと言っても、山田くん。前から目をつけていたのだけど、やっぱりすごいね。あの、深みのある演技に感動しました。これからも本当に楽しみな俳優さんだと思う。
 全体的には、フランスの香り(特に畑での場面)=ファンタジーと、今井のドメスな香り(特に境内での場面)=リアルが、涙石の物語を媒介に共存していたという感じかしら。(30代女)

俳優さんが今回はまた豪華ですね。思っていたよりてんこ盛りでなかなかせつなくならなかったかも。。。最後の方でバスにのって旅立つシーンが良かったです。(30代女)
あくまで僕の個人的趣味に基づいて拝見した感想を申し上げますと、ちと物語に作品が負けてしまったのではないかと言う気がします。コメディ部分はそれぞれ楽しいところもあるのですが、幾つかの並行する物語がしっくりと関連して繋がり合っていない気がして構成に少々乱雑な印象を受けました。これは時間がなかったのかな。それとも色々な制作側の思惑が錯綜してこうなってしまったのかなと、色々想像してみました。それと映画はやはり夢のもの、このテーマでは最後は何かやはり現実部分で救済されたい気が致しました。少なくとも少年Aの隆志のココロが救われないのは悲しい。と、そんな感想を持ちました。。(30代男)
結末を押し付けられないのが個人的には気持ちよかった。松本はきれいなところですね。心の洗濯にはもってこいの場所でしょう。(30代男)
タトゥ東京は六本木のネオンから一歩入った、教会のような厳粛さのある、素敵な会場でした。「ジェニファ」も毎日の喧騒を忘れてしまうような、「静」があり、澄みきった湖のような映画だと思います。(お話の中でも湖が出てきますが)ひと時の現実逃避でしたが(映画は全てそうですね)、貴重な時間を過ごさせていただきました。(20代女)
登場人物が多く、それぞれが問題を抱えているのだが、ひとつひとつの掘り下げが物足りなかった。住職はなぜプロレスをしていたのか、もう少し掘り下げると住職にも気持ちが入ったと思う。(60代男)
俳句のような作品でした。私はそういう世界きらいではありませんが、同行した女性(40代)は消化不良だと怒っていました。(70代男)

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