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『雪だるまの詩』感想02/12/16up
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■隣の席の同僚が読んでいた写真週刊誌で知った「ウェルニッケ脳症」は、発症後の記憶が現在進行形で失われていくという病気。生きるということは他人と思い出を分かちあうことだと思っていたわたしは大きなショックを受け、その衝撃から『雪だるまの詩』は生まれました。作品はNHK札幌放送局のオーディオドラマ脚本コンクールで入選し、脚本家デビューのきっかけに。1999年12月10日にNHK-FMのFMシアターで放送され、翌年の第26回放送文化基金賞のラジオドラマ部門でグランプリにあたる本賞を受賞。その後2回、NHK-FMで再放送されました。この作品に寄せられた感想がその後も書き続けるエネルギー源になりました。わたしの原点のような作品です。>■感想はメールまたは掲示板で随時受け付けています。
寒い北海道の空気も伝わっ てきて、その中で苦悩を乗り越えようとする夫婦の努力と周囲の人々の温かさとがじんと来ました。この作品を見つけた北海道の人々の嬉しさが分る気がします。

岩手に向かう新幹線の中で「雪だるまの詩」を聴かせていただきました。いきなり「よっちゃん」が登場してびっくりしました。というか、自分は気づかなかったけど、妻が夫を「よっちゃん」って呼ぶの、こっぱずかしいんだね!!「ウェルニッケ脳症」っていうのは初めて聞いたけど、過去の記憶は残っていて、新しい記憶が蓄積されないっていうのは、つらいよね。どんなに親切にしてあげても名前を覚えてもらえない佐々木さんに同情してしまいました。もしかして、自分の夫が、あるいは親や兄弟が将来「痴呆症」とかになっても、同じようにつらいかもしれない。ドラマをききながら、いろいろ考えました。前回のものより、感情移入がしやすかったかな。電話でトランペットの話をする場面で、私も泣きました。次回作も期待しているよ!!なんちって!プレッシャーかけたりして。それでは。(*留学時代の同期・女性)

妻からあなた様がシナリオをお書きになったラジオドラマのテープを聴かせていただきました。冒頭からぼくと同名の主人公が登場してビックリ。やはりあの主人公はぼくがモデルなの? ウェルニッケ脳症はアルコール依存症など栄養障害(ビタミンB欠乏)の結果起こることは知っていましたが、まさか医療ミスでも起こるとは知りませんでした。(* 友人のダンナさん)

かなりインパクトがあり面白かった。SFっぽい感じもしましたが、現実感がありました。家内も一緒に聞いていて、思わず引き込まれたようです。「3歩、歩くと忘れるあなたみたいじゃん」と言われてしまいました。次作を楽しみにしてます。(*広告代理店営業・男性)

借りてたテープ、今聞きました。忘年会続きだったけど、今日はまっすぐ帰れたし、うちの奥さんは例によって、どこかで飲んでいるらしいので、ジャックダニエル飲みながら聞きました。最初は、「こんな病気ってあるのか?」とか、「自分も飲んで翌日覚えてないことあるし、その怖さってひと事じゃないぞ」とか「ビタミンB1飲まなきゃ」とか思って聞いてたけど……後半、あやうく涙がこぼれるところだったじゃないか!こういうの、弱いんだよ。いい夫婦だねえ。頑張って欲しいよね。前作もなかなか深いところがありましたが、今回は、完全にやられました。記憶って、ほんとに、雪みたいなものだと思った。消えて行く雪もあるし、雪だるまになって残っていくものもあるものね。たぶん、このシナリオでテレビドラマだと、さらっと見たかもしれませんが、ラジオドラマって、すごいね。もう少し若ければ、自分もシナリオ書いてみたいなって思った。約20年前に、コピーライター志望で代理店に入ったので(研修後に制作の採用が全く予定されていなかったことを知ったのだが)言葉の持つ力みたいなものを改めて感じました。貴重な50分でした。どうも、ありがとう。テープは部下に渡しておきます。また、飲みましょ。(*会社の元先輩・男性)

いやー、今回もよかったですよ!前回と同様、テープに録音して、次の日の昼に一家そろって聞きました.うちの母親は、ジーンとする内容で、なかなかよかった、とほめていました。僕も、ジーンときました.いつか、また昔のお話みたいに生徒に聞かせてやりたいなあと思います.あるいは、職員劇で上演することもあるかも・・・そのときは雅子様の許可が必要でしょうか.ぜひ3作目も作ってください.すごく楽しみです.(*留学時代の同期・男性)

以前、テレビで、ウェルニッケ脳症の人の話を聞いたことがあったので、それを思い出してました。全体的に、シリアスなテーマであるため、考えさせられることが多かったのですが、主人公の人が、“酔っぱらったときの記憶がない”ことと同じだというところでは笑ってしまいました。応援団の経験が生かされているのでしょうか?(笑)この作品を書くにあたっては、かなりいろいろ調査をされたのではないかと思います。背景となる世界をよく知り、且つストーリーのなかで読者に理解させていくのが、腕の見せ所なのでしょう。さすがは入選作だけありますね。今後の活躍を楽しみにしています。(*応援団の後輩・男性)

せっかくおしらせいただいたので、と思い聞きました。ラジオなんて、ここ数年いわゆるBGMにしか聞いてないわたしだけど、ほんとせっかくなのでって思って。(一応、倉敷(だんな)もいっしょに)もともと、涙もろいのはあるんだけど、コンサートの場面の、なんだったっけトランペット・・の音が流れてるとき、涙がつーって出てきて。たぶん、言葉で説明しなくっても、それまでの内容から感じるものはあるんだろうなーって思った。放送が終わっても余韻が残ってて、その説明を言葉で倉敷くんに伝えたいと思ったけど、言葉に出したら涙が出てきそうで、ちょっとの間、何もいえなかった。・・ライブでバラード聞いたときにも、涙がとまらなくって困ったりしたことあるから、わたしは音楽とかに弱いのかもしれない・・んだけどね。とにかく、あんまりそういう文学的なものに触れてもなければ、勘も鋭くないわたしですが、貴重な時間をすごせたのでは、と思っています。こんなことなら、むりやりにでも私の友達に聞いてもらえばよかったかなーなんてね。では、収拾がつかなくなっちゃったけどこのへんで。連絡くれてありがとう。 (*応援団の同期・女性)

土曜日はまいまいのラジオドラマ、しっかり聞いたで〜!高校時代からその才能は認めていたけど、ほんますごいな。ウェルニッケ脳症って病気を知ったのも初めてやったし、まずはその題材の目の付けどころ・・それに、解けていく雪と消えていく記憶のイメ−ジが重なってすごく印象深かった。はかない話なのに、まゆみさんはじめ周りの人達がすごく明るくて妙な暗さはなかったしね。ほんと、ラジオの始めに「今日は今井雅子作・雪だるまの詩をお送りします。」って流れた時、「まいまいの作品なんや〜!」って興奮して身震いしたで−。最初はラジオドラマって50分もあるのかって思ったけど、聞き出したらあっと言う間でした。テ−プも取ってあるし、他の人達にも聞かせてあげようと思ってます。さんざん色んな人に自慢したけど、ほんまに友達にこんな才能のある子がいるって誇りに思える。またいい作品作ってな!次の機会も絶対知らせてね。(*高校の同級生)

『良質なクリスマスファンタジーをありがとう』今、見終えました。昨夜は、映画(釣りバカでスミマセン)を観ていたので、録音しました。チューニングが上手くいかなくて、冒頭の1〜2分録音できませんでした。感想の第一声はタイトルです。もう一言加えるなら、このシナリオはドラマ(映像)の方が絶対に生きる素材だと思いました。見識ある制作者がいればいいですね。でも、映像にするには、ファンタジー過ぎるかもかも知れませんね。感想を書くために、結構真剣にメモを取りながら聴いたんですよ。そのメモによると、台詞が活字にすると少しギャップを感じるように思いました。例えば、夫の時間は止まっている…確かに記憶が点滴以降止まったので表現としては間違っていないのだろうけど、違和感を覚えました。そうそう、点滴に記憶を奪われる…という表現も耳には心地良いが、変だ。文学的表現だと言われれば反論はないけど、言葉の演出で現実と遊離している表現と感じる。医者への責任糾弾が行方を失っている。ラスト近くの人々の心に雪を降らせ、白く輝かせる?も実感としての雪のイメージと輝くことが、私は結びつかない。私には人々の心に輝く雪を降らせるイメージがどうしても想像できない。北国では違うのだろうか?ラヂオドラマという手法が私には分かっていないとは思います。また、決して、このドラマが、ウェルニッケ脳症という難病を扱いながら、社会的糾弾や問題提起を目的としたドラマでないことに不満を感じるわけではありません。ドラマを見終わったとき(聴き終わった時)、これからの彼らはどうなのだろうか?と私は必ず思わずにはいられない。雪だるまの詩は、将来の彼らを考えたくないドラマでした。このまま、今の余韻のままでいたい。だからファンタジーなのです。以上が感想です。思ったままを書きました。人間って面白いですね。私の知っている今井ちゃんが、このドラマを聴くことによりずいぶん変わりました。その才能と行動力を羨ましいと心底思いました。そして自分も、負けていられない、と久々に心を震えさせられました。感謝。(*知人の男性)

はじめまして。こないだ、今井さんの作品がラジオで流れたというお話を部長に聞き、お顔も知りませんが、ちょっと興味を持ったので、録音したテープを借りて、拝聴しました。うまく伝わるかどうかわかりませんが、私なりの感想を書きます。「雪だるまの詩」、ちょっと内容は重く感じました。どうにもならない病気のお話ですもんね。30才、まだまだ若いのに。この夫婦は、お互いに素直な心を持っていて、思いやりのあるふたりなんだろうな。それから会社の人たちも、優しい人が多いんだろうな。・・・でも、現実は そうはいかないだろうな。すべての人が、心優しい人間だったらいいのに・・・。聴いていて、心がつらくなりましたけど、心のとんがりの部分が、丸い氷のようになめらかになるような感じも受けました。最終的に感じたことは、人って、何か仕事以外に、すきなことがたくさんあったほうがいいんだろうなと思いました。それが意味があっても無くても、何かが起こった時でも何も起こらない人生でも、どこか救われる。 そんな気がしました。この夫婦は、昔の共通のものがあって、本当によかったですね。楽器を演奏することができたり、絵をかいたり、なにか物をつくったり、、、 そうすることで、言葉ではうまく言えないことでも 相手に伝えられることって多いんだろうな。それから、いつも意味もなくテレビをつけていて、目からの情報が多い私ですが、ラジオと自分の足の指をじーっと見つめて、目を開けているんだけど、このお話の光景が頭の中に広がって、50分という時間が、あっと言う間に過ぎました。けっこう集中して聴くことができたので、こういうのも頭脳にはいいかもしれないと思います。また新しい作品ができましたら、部長経由で結構ですので、教えていただけたらうれしいです。突然のメールで、失礼しました。では、このへんで。(*知人の部下・女性)

はじめの15分くらいは聞けなかったんですが、じっくり聞かせてもらいました!あれぜんぶまいまいが書いたなんてすごい!というのが一番の感想です。内容についても共感するところと、考えさせられたところがありました。記憶が消されてしまうということは、周りの人にとってもすごくつらいということ。これは何もウェルニッケ脳症や記憶喪失だけでなくても、失恋などでもある種同じつらさを経験することがあります。考えさせられたのは、子供をつくる意味です。このドラマの中の夫婦は恋人みたいな(夢のような甘い)若い夫婦でしたが、結婚3年目というのが自分とだぶりました。2人は一つのきっかけで同時に子供を今すぐ作ろう!と、気持ちが一つになるところがうらやましかったです。私も今、子供を作りたい気持ちが一つになるきっかけをまっているところだから・・・。またこんなきかいがあったらおしえてね!。そしてまたがんばっていいものをつくってね。(*高校の同級生・女性) 

「雪だるまの詩」、早速その日に聴いてました。泣いちゃいましたよ。ボロボロと。いい映画って、クライマックスの前あたりから、ストーリーの終わりにかけて何回か泣ける「やま」があるじゃない? んで、結果、ボロボロのびしょびしょに泣いちゃってるじゃない?そんな感じでした。まゆみが泣くところで第一回目、大泣き。そして、よっちゃんの「同じ話を聞かせて欲しい」というセリフで号泣。そして最後までぐすぐすと泣いてました。いい物語だ!作家の視点から見ても、よく出来た話だなと感心するばかり。うまいよ、今井さん。(*脚本家仲間・女性)

ラジオを聞きました。面白い題材の話でした。記憶と雪との対比が洒落ていて面白かった。自分も雪だるま(カセットテープに録音)を作りました。(*応援団の同期・男性)

さっき、コーヒー片手に体育座りして聴いたよ。何かをしながら聴くという気になれないものだったなぁ。音楽以外にじっくり何かに耳を傾けるのなど久しぶり。満ち足りた時間でした。声優さんも良かったね。作品の、最後のセリフは技アリ! PSこないだの感想、いろいろ考えながら書いたつもりだったんだけど、お返事貰ってから再度読むと、「おねむ?なんというつたない感想じゃ」と思ってまたメールしてます。あたしゃ何者?私も仕事柄、文章を考えることが多いんだけど、シナリオって、ただの文章と違って、すんごいいろいろ工夫がいるんだろうね。1つ1つ、言葉の表現をちょっと変えるだけで、人の心きゅんとさせたり、はっとさせたり。技術職だよなぁ。工夫の結集の作品なんだな、と思って聴いてました。世に出たら、千賀という超愛されるキャラを主人公に何かかいてね。(^^;)っていうかぁー、それで世に出る?どお?どお?(*応援団の同期・女性)

今度は聞けましたよ〜 (^^ヾ前回はそもそもAMが家では聞けない(受信状態が異様に悪いんです)ことに後から気づいてあえなく玉砕でしたが。。。(大汗)普段ラジオ聞かないので、すっかり忘れていました。。。(爆)昔の記憶は普通に語れるのに、不思議な症状ですね。初めて聞きました。じ〜ん(/_;)・・・とくる話なだけに、素直にじ〜んとしている心と、自分だったらどう対応できるんだろうか(症状が出た側よりも、むしろ周囲にいる立場だったとして・・・かな、特に)というようなことを考える心とが交錯つつ聴いていました。(^^;)なんらかの身体障害をかかえた人になった場合や身近にそういう人ができた場合に、描かれている奥さんや同僚の反応はとてもマトモだと思える傍ら、実際にそういった反応を示せる人ってそんなに多いんだろか・・・とも思えたり。。。往々にして、こうした状況は唐突に直面してしまうもので、しかも衝撃の大きなものでもあるので「自分ならこうするな」と普段何気なく思っているような反応が出来ないことって多いと思うしね。多分、頭でわかっていても・・・って人まで含めると、すごく多いんじゃないかな・・・という気もする。。。ともかく「あっ・・・」ちゅう間に終わった気がします。(^^)//しっかり対談まで聞いておりました。。。(^-^;)この部分だけ切り取って、寺岡などに聞かせるとどーゆー反応するかも興味ありますね。(((((;^^)ではでは。(*小学校の同級生・男性)

いい話でした。友達がよく使うセリフを使わせてもらうと「幸せな気分になれる」ドラマでした。「ウェルニッケ脳症」って悲しい病気ですね。実際にある病気かな?って思って聞いてたけど、今日学校で先生に聞いてみたら実際にあるようですね。ウェルニッケって人が発見した脳の部位をウェルニッケと呼ぶらしいです。ラジオドラマ聞いてると、僕が好きな劇団「キャラメルボックス」の劇を見ているような気分になっていました。最後の対談の所でトトが話してたけど「人はみんないい人で・・・」とか「人を応援してあげたい・・・」なんかがキャラメルボックスの劇と似ているな〜、と思いました(何かに似てるって言われると嫌かな?)ああいう話、大好きです。忘年会の途中で奥さんに電話するシーンでは思わず泣いちゃいそうになりました。(*男の子)

1時間で完結する話ってどういうふうな感じなんだろ?って思ってたんですが、聞き終わった今は、なんかちょっと幸せです(^^)こんな気持ちにさせてくれてどうもです!雪のように消えていく記憶かー。大変だなー。もっとその病気のこと知りたくなってきました。雪って、不思議ですよね。はかなくて、優しくて、時には強くて。私は寒いの嫌いなんですが雪は大好きなんです。私も周りの大切な人たちに、雪、降らせられるような存在になりたいな。優しい雪。(*女の子)

すごく良かったです。自分のなかにある「ラジオドラマ」の理想形、或いは人の心の交流はこうあるべきだ、という想いの琴線に触れたようで、図らずも涙してしまいました。本当に暖かい話をありがとう。以下、良かった点など。
○ ラジオドラマとしては、前回が味覚障害で、今回はウェルニッケ脳症ですか。ツカミはOKでしたね。これ、君の中でシリーズ化できるかもね。人間が当たり前の健康を失ったとき、その心はどう動くのか。いずれにしても、亜鉛とビタミンB1は気を付けて摂るようにします。
○ 健気な妻の必死な想いが最後までしっかりと「中心」を貫いている。そのことが、物語を散漫にさせず、聴者を引き付けて、いわゆる「入った」状態にさせている。うまく没頭させたということです。 ○ 妻の独白を主体にした回想、状況説明等が、的確で無駄がない。時間軸の扱い方もスムーズだったと思います。また、今回は女性だったから、台詞の想像は比較的やりやすかったのかな。
○ 全体を暖かく包み込む雰囲気が素晴らしい。これは、おそらく「札幌」、「雪」、「クリスマス」という設定や、何度も流れる「ハッピークリスマス」のメロディーがそうさせているのか。選曲もグッドでした。今でも耳から離れないです。
○ 難病との対峙という、ともすると暗くなりがちな設定に対して、支え会う夫婦をユーモアも交えて表現している。「脳ミソの出張所」、「トランシーバーごっこ」などという言葉は、この二人だけが共有する言葉であるから、非常なリアリティーがあり、物語に幅を持たせていると思う。こういった言葉は、非常に効果的だよね。「ワールド」を作る効果がある。
○ 佐々木嬢の登場で、すわ、よっちゃんを巡ってまゆみとの間にひと悶着があるのか、そういう展開になったら困る、話が散漫になってしまうと心配したが、なくてホッと安心しました。逆に佐々木嬢との電話の最中、張り詰めたものが堰を切ったように一気に溢れ出る感じで、まゆみが涙を流したシーン。これは良かったです。「受け止めてくれる場所がある」この言葉ほど、現代に渇望されているものは、ないんじゃないのでしょうか。「泣き」のキーポイントになったと思います。最後の「みんなのところ!」もね。
○ クライマックスをクリスマスコンサートに持ってきたところなんて、実にいいですね。それにさりげなく唯一の心残りだった「クッション」も絡めて、全体の方向性がピタッと決まった。ピュアな気持ちで、実際の演奏(北大の方々がやってくれたんだね。)に聞き入ることが出来ました。
○ 作家の方が指摘されていた「あなたの記憶は雪のように消えても、雪だるまのように固めれば残る。私の中で残る。」という台詞は、このラジオドラマの聴者のみに止まらず、ウェルニッケ脳症と闘っている患者やその家族の方に、非常な勇気や方向性をもたらすのではないのでしょうか。
 あまりにピュアで透明感のある物語だったので、聴き終わったあとは、感動的な映画を見たあとの、暗い映画館の中からいきなり白日の街頭に曝されて、少し途方に暮れているあの感じが、自分の周りを包みました。やはりラジオはいいなあ。本当に暖かい話をありがとう。次回作を期待しています。(*応援団の同期・男性)

一度聞きたいと思いながら、関西で放送がなかったり聞き逃したりでやっと聞くことが出来ました。素敵な話だね。最初は難しい病気の話とか出てきて堅苦しい話なんじゃないかな?と思ってたけど全く違っていて、主人公のよっちゃんの周りの人との関わりが温かく書かれていました。結構遅い時間だったけど眠くもならず、だんだん話に引き込まれていきました。奥さんのまゆみさんの考え方が素敵だなっとおもいました。とても辛いし大変なことを前向きに考えていこうとする力がすごい。雪にたとえるところはとてもわかりやすくて、雅子ちゃんのセンスだね。最後まで聞いて、なんだかほっとする話でした。最後の対談で「人を応援する作品を書きたい」って雅子ちゃんが言っていたこと。私もはっとさせられました。私も今の養護教諭という仕事は、子どもが元気に学校生活fが送れるように支えて応援する役割だと思っています。でも最近ちょっとだれていてマンネリ気味になっていました。最初はそんな気持ちだったのにね。自分もがんばらなきゃね。やっぱり私も根っからの応援団なのかしら?(*応援団の同期・女性)

もっとむずかしい話を考えるのかと思ったのであんなシンプルでわかりやすくハッピーなストーリーなのが意外でした。今どちらかというとトレンディドラマでも、ミステリータッチのものや、謎解きモノなど、変にこねくり回したのが多いけど、私はこういうのとても好きです。でもシンプルなほど逆に作る方は色々なところで色々なものを厳選しなくちゃいけないし大変なんだろうなとも思います。シナリオだったら登場人物の人数とかシーンの変わる数とか?絵でも音楽でも、加えるより減らす方が大変だよね。まいまいがポイントだっていう、雪がストーリーに関連性を持ってるのも、音楽だったら同じフレーズが何回もでてきたりするのとか、絵だったら違う色のモチーフでもそれぞれに必ず同じ色をちょっと混ぜるとかそうすると作品にまとまりが出るのにすごく似てると思いました。登場人物がひとりひとり、話の始めからだんだん心の変化があるのがしっかり描写されていてその過程も、とてもわくわくしてよかった。一番気に入ったシーンは、トランペットのことで電話で頼まれたときに奥さんが電話口で涙を流すところ。それもただうれし泣きじゃなくて緊張が解けて、っていうのがいいんだよねえ!わたしもウルウルきちゃったよ。(*高校の同級生・女性)

ウェルニッケ脳症って、そんな病気もあるんだーって思ってて、友達に話したら、友達の友達が、軽いウェルニッケ脳症だったみたいで、電話してくるんやけど、同じことで何回も電話してくるし、びっくりしたって言ってた。主人公の奥さんも偉いし、隣の席も良い人でよかったよね。これだけ、まわりのひとが暖かいと大丈夫だよね。銀行員って、設定もよかったわ。ありえるって感じ。みんな、飲むと人かわるもん。(*中学校の同級生・女性)

非常にシンプルにまとまっていて良かったのですね。特に「自分の記憶は失っても、他人の心に雪だるまのように記憶が積もっていく」がストーリーの重層低音として大変効果を発揮していると思いました。私もいつか小説を書きたいと考えているのですが大変参考になりました。「ビタミンB2を18日間摂取しないとウエルニッケ脳症が発症する」とは怖い話ですね。自分も最近、単調な公務員生活が長いので頭がだんだんバカになっていくことを痛感しているのですが、実は乱雑な食生活に問題があったのではないかと反省しています。また、さりげなく最近話題となっている医療過誤や過労死の問題にも触れられていて、話にも膨らみがあったように感じました。あとこれは批判ではないですが、私は現実主義者なので、あんなに職場の人間が温かく迎えてくれるわけがない、ちょっと出来すぎだと少々違和感を感じました。無言の圧力で退職に追い込むのが普通でしょう。(まあ、1時間話だからそこまで踏み込んだ話は出来ないし、NHKにはふさわしくないか。)また、次回作を期待しております。(録音するのを忘れた!!ダビングさせてくれ!)ああ、そうそう、なんやあの「古川直哉」とか「田中さん」というのは!また脇役で使って下さい。(*小学校の同級生・男性)

ラジオドラマだとやはり、画像がないのだから、それを連想させる媒体?があるといいのかな。雪というのは色や温度や触感を感じさせるし、情景までも思い浮かべられるように具体的で、そして詩的だし。効果的だったと思います。それと会話が積み重ねられてゆく(或いは積み重ねられない)感じが印象に残りました。今井さんの持ち味がわかって面白かったです。似てるわけではないのですが、ひょっとしたら、北川悦史子さんなんかも系統としては遠くはないのかな?(*映画祭で知り合った女性)

これからアメリカに「玄人」になりに行く身として、修行のつもりで、拝聴させていただいた素直な感想を述べさせていただきます。ラジオドラマというのをたぶん初めてきいたと思います。少ない私の引き出しの中から、判断の基準として「小説を読む時、どうしていたか?」を参考にしました。つまり、このドラマは、声だけで、どれだけ景色や、状況や、登場人物の心情を、聴いている私たちに想像させることができるか?という物差しで聴きました。その為にはどれだけ事実をリサーチしてるかってことも気になるんです。(だから、美しくないけど、ジャーナリスト出身の作家とか、ドキュメンタリー制作出身の監督とか、リアリズム追及型の監督が好きなんです。)想像した結果、どれだけ、登場人物に感情を移入できるかで判断しました。(なんだか、映画見るときも、感情移入できたかそうでないかの主観で最後は判断しちゃうんです。)また、自分の好みにも左右されました。わたしは、日常生活における、少ない登場人物同志の、緊密な、内面をさらけだしあった「人の」物語が好きなんです。そういう意味でいうと、今井さんのお書きになった脚本は、とても良かったです。好きでした。札幌の風景や、銀行の様子、それに登場人物たちの顔、主人公夫妻の心情が容易に想像できて、入りやすく、とくに主人公の「よっちゃん」に感情移入できました。奥さんのまゆみさんでないのは、たぶん自分があんなにかわいい、気持ちのやさしい女性ではないからかも(笑い)。彼が病気でくじけそうになったり、悩んだりするところはとてもよく理解できました。特殊な病気のことも、よくお調べになった感じがします。それに、油断すると、よっちゃんの「忘れた。おぼえていない。」ってエピソードがたくさんでてきて「そっか、彼は病気なんだよなー」って思いだし、(うっかりわすれるぐらい普通に生活してるから)「じゃー、次はどーなるの?」とその先が知りたくなるんです。■場面として好きなのは、飲み会に行くのを、彼が嫌がるとき、まゆみさんが、”よっちゃんの記憶はなくなっちゃうけど、みんなの中のよっちゃんの記憶はゆきだるまのようにつもっていく。そうやって、よっちゃんをみんなの中におぼえておいてほしい”ってのがあるでしょ?あれは、いいですねー。ジーンときました。自分の中の記憶の他に、人の、自分に対する記憶や思い出が存在することを思い出させてくれました。記憶に対する別の視点というか。設定場所にバラエティがあるんで、(家とか、銀行とか、飲み屋とか、コンサートとか、携帯買う場所とか)メリハリがあって良かったと思います。そういうとこでメリハリをつけつつ、構成は「問題→戦う→解決」としっかり土台があるんですね。■演出関係。私の好みとしてなんですが、あれだけ素晴しく脚本が書けていて、情景や音が想像できるので、SE(音楽含め)はもう少し少なくても良かったかもと思いました。(リアリストすぎるでしょうか?)好みの問題だと思いますが、映画を見るときも、美しい映像や美しい音楽をあまり重要視しないのです。もちろん、たまにはありますけど。それと、声は、女性陣の声、とくにまゆみさんの声があまりにかわいすぎるので(すみません。。。)もう少し落ち着いた声/話し方の方が良かったかもです。気持ちのやさしい、良い人が多すぎるかなー?って少し思ったので(笑)、(みなさんをハッピーに応援するものを作るというのが強みとおっしゃってましたもんね。)次回は、もっと意地悪な人がでてくる、暗い話なんだけど、主人公が不屈の精神ではい上がって最後は人生に勝つーみたいな(すごいな)今井さんの作品を聴いて見たい/見てみたいと思いました!!(*元同僚の女性)

ラジオ聴いたよ!泣かせてもらいました。やや、銀行の設定とか、合奏の設定とかで、ん?と思ったりはしましたが・・・(お許し下さいませ)。(*大学の同級生・銀行員・女性)

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