Masako Imai's Cafe

Words
2001年 医療法人の理念

知り合いのおっちゃんが理事長をしている病院の理念を依頼され、つくったものです。(達筆はわたしではなく、おっちゃんのお兄さん)。医療過誤の問題や「血の通わない医療」が取り沙汰されているので、からだもこころも癒される病院であってほしいという願いを込めました。難病や高齢者の医療に積極的に取り組んでいる病院で、「お年寄りが、あのドラマの続きを見るまでは死なれへんっていう作品をつくってや」がおっちゃんからのリクエスト。

1992年1月 学習塾のチラシ

あぐりの学習栄養学講座
第1回〈偏食をなくそう〉

にんじん記念日


給食のにんじんを初めて残さず食べた日
カレンダーにマルをつけた

食事も勉強も好き嫌いなくバランスよく
わかっているけど誰にだって"にんじんの壁"がある

生のままかじることないよ
自分にあった食べ方を見つければいい
細かく刻んだり甘く煮たり炒めたり
苦手な部分をカバーする手はいろいろ
時間はかかるかもしれないけど
おいしいにんじんは必ず現れる

君のにんじんは英語、数学、それとも…?
しんどくても逃げないで
あぐりは君を応援するから
仲間もいっぱいいるから

努力が自信に変わる日
またひとつ"にんじん記念日"が増える

あぐりの学習栄養学講座
第2回〈消化不良対策〉

魔法のりんご


毎日の勉強は情報のバイキング
何をどれだけ食べていいかわからなくて
手当たり次第つめこんでいたら
頭からSOS 僕はあぐりにとびこんだ

食べ過ぎたり慣れないものを食べたりすると
びっくりするのはおなかも頭も同じ
勉強もその日のものをその日のうちに消化しなきゃ
栄養にならないんだよね

あぐりは勉強の" 食べ方"を教えてくれる
繰り返し食べたほうがいいもの
一日一度は食べないといけないもの
大切なのは適量をよくかんで食べることなんだ

先生の魔法にかかると
ふにゃふにゃ得体の知れなかった公式や文法は
シャキシャキ歯ごたえのあるりんごに変身
よくかめるからのみこみやすいし
食べ過ぎることもない

もう消化不良とはさよならだ。

あぐりの学習栄養学講座
第3回〈食わず嫌いをやめよう〉

学問のスルメ



あごが疲れそう−−とスルメをあきらめないで
かめばかむほどおいしいスルメのよさは
すぐにはわからないけれど

勉強もスルメ
見た目は地味だし固くてかみにくそうで
ついつい後回しになっちゃう

でもあぐりに来ると
かんでやってもいいかなと思うんだ
その気にさせるのは先生の仕事
かむのは僕らの仕事

少しずつだけど確実にうまみは出てくる
数学のスルメも英語のスルメも
もっともっとおいしくなれる
だからスルメをあきらめないで

スルメの待つあぐりへ向かう僕は
このごろ弾んでいる。
わたしが公募で賞金稼ぎしていることを知った大学の先輩に「僕が講師している塾のチラシ書けへん?」と持ちかけられ、滋賀にある『あぐり進学』の塾生募集コピーを手がけることに。標語しか書いたことのない学生に塾の運命を預けるとは何とも無謀な話ですが、ターゲットに向けた言葉遣いになっているし、シリーズ展開も考えているし(「前回の復習」「次回の予習」なんていう吹き出しまで丁寧についていた)、塾の楽しい雰囲気も伝わっているような…。効果はいつものチラシと大差なかったものの、「このチラシの塾に行きたいと自分から言ってきた女の子がいたから成功ですよ」と塾長さんに言われ、広告の仕事って面白いなと思った大学三年の冬でした。



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